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ストレス、感情と痛みの関係 [コラム]

内臓の病気だけではなく、季節が多くの病気に関連することを、紀元前の古代ローマで医師ヒポクラテスは述べています。
その後、季節変動による温度や気圧の変化が体に影響する以外に、気象条件に伴う心理的な快・不快感が病気や痛みに影響することが判明してきました。

社会の一員として生きている私たちは、社会的疎外感や死別によるストレス、不公平な待遇、嫉妬などのマイナス心理が働くと痛みは増強し、これを「社会的な痛み」といいます。感情が痛みを増減するのは、ひざ痛などを脳に伝える複数の神経回路の一部が、死別や不公平感などマイナス心理を記憶する部位と同じであることによります。
気温、気圧の低下で変形性関節症の痛みが増強するといった8 つの論文が世界で報告されており逆に音楽を聴く、落語を聞く、絵を描く、背中をさすってもらうなどの心地よいプラス心理が働くと、痛みは軽減します。

認知症患者に絵画療法や音楽療法、アロマテラピーなどが実施されるのは感情と病気との関係を応用したもの(感情が認知を改善するもの)です。
実際の効果として、関節リウマチ患者さんが落語を聞いた後ではIL-6 ( アイ・エル・シックス)という炎症を起こす血液内の因子が3分の1 に低下しているとの報告があります。

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痛みを強く感じさせる出来事


  • 不愉快・不安感を抱いている
  • 悲しんでいる・落ち込んでいる
  • 怒っている・悲しんでいる 睡眠不足・疲労感がある
  • 内向的・恐れ感・独りぼっち
  • 会社での降格・死別
  • 社会(集団)からの拒絶・阻害
  • 低気圧・寒冷な気候・雨天

痛みを弱く感じさせる出来事


  • 気分がよい・安心感を抱いている
  • 気晴らしをしている・落ち込みなし
  • 人と触れあう・にぎやかにしている
  • 熟睡できた・体が軽い
  • 外向的・気持ちが通じ合う
  • 会社での昇格・病気の軽快
  • 社会で歓迎される・注目される
  • 高気圧・温暖な気候・晴天

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